紀伊半島の環境保と地域持続性ネットワーク 紀伊・環境保全&持続性研究所
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  第1回片田公民館講座  ・・・片田の自然 大発見!・・・配布資料


 
片田公民館で「片田の自然 大発見!」というタイトルで、講演会が開催されましたが、このビラはその時に参加者に配布したものです。

 
なぜ、「片田・野田のため池群」を農林水産省「ため池百選」に応募したのか?

 
津市と松阪市にある水面の面積が2ha以上のため池46ヶ所を全て見て回り、ため池の多いこの地域で「ため池百選」に1ヶ所ぐらいは選ばれても良いのではないかと考えました。
(HP:津市松阪市のため池データベース

 46ヶか所のため池には、それぞれに景観など優れた特徴がありますが、「片田・野田のため池群」は農業用以外にも様々なため池の多面的機能(働き)が想定されました。(HP:「赤池・池尻池ため池群」の推薦理由)

 
<ため池の多面的機能> 
1.農業上の機能:農業用の貯水と灌漑水の供給
2.農業以外の機能(地元住民も参加)
 1)自然・環境教育の場の提供
 2)水のある景観・美観の提供(散策コース等)
 3)水生生物などの生物多様性の保全(トンボ等の昆虫、魚、両生類、水鳥等)
 

「片田・野田のため池群」は、市街地の近くに存在することが多面的機能の利用に有利であり、豊かな自然環境と里山の風情が残っているので、子供達の現場教育に活用でき、大人も景観と自然環境を楽しみながら散策できる場所ということで、百選に選ばれたのではないでしょうか。

(左の写真:新緑の池尻池)



 




これからの方向について考える

1.「片田・野田のため池群」およびその周辺での生物相調査・自然観察会

2.学校での自然教育、環境教育の現場として利用

3.希少生物の保全活動

4.景観・美観の保全・整備活動(ゴミ拾い、散策道の除草、環境と生物のモニタリング)

5.里山・里地における環境整備を兼ねた生物資源(竹・雑木等)の活用(地元農家の同意が必要)

6.ため池百選や梅まつりなどに関連するイベントの実施

7.ため池、里地里山の自然だけでなく、これらに関わる歴史や農林業の文化などの学習

8.片田・野田のため池群とその周辺の景観や生物の写真展・絵画展の開催

9.地元の学校、公民館、県立博物館、地元自治会、有志の会(未結成)などを中心に諸活動を実施

                                                  (M.M. 記)


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